海外の中学・高校留学 ボーディングスクールと公立校の違いとは?

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ボーディングスクールと公立校の違いとは?

国際化が進むにつれ、子供の将来を考えた場合、進学先に海外の中学や高校を考えている方も少なくないと思います。海外の中学や高校には主にボーディングスクールと公立校があります。ここではそれぞれの特徴や入学に必要なこと、メリット・デメリットなどをご紹介します。

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1. ボーディングスクール

ボーディングスクールは基本的に寮に入る学校のことをいいますが、公立校と比べてどのような違いがあるのでしょうか。詳しく説明していきます。

メリット

①寮に入るので安全

海外でも地域によって治安の悪い場所も多いです。夜はほとんど出歩くことができない場所もあります。しかし寮生活であれば安全は24時間守られています。学校内ですので、暴力や人種間など差別行為等に対しても厳しい規定があることが多いです。

②規則正しい生活

ボーディングスクールは一日学校で過ごすため、授業時間以外も起床の時間や就寝時間、スタディーホールを呼ばれる夜の自習時間などスケジュールが決まっています。そのため規則正しい生活を送ることができます。

③充実したESLクラス

特に生徒数が少ないボーディングスクールでは、英語が第二学語である生徒に対してのESLクラスが充実していることが多いです。たとえば入学時に英語力が足りない場合でもESLクラスを受講することで入学が可能になることがあります。

④サポート

ボーディングスクールであれば、先生や学校のスタッフが24時間サポートをしてくれます。勉強のこと以外でも、生活のことなど色々聞くことが出来るので安心です。学校によっては構内で免許が獲れたり、近くのモールにバスを出してくれるなどさまざまなサポートがあります。

⑤さまざまな文化を学べる

公立校は地元の生徒たちが多いのですが、ボーディングスクールはさまざまな国の生徒が集まります。そのため多くの文化や考え方を学ぶことができます。海外の学校ではグループワークも多く、共同で何かをする機会が多くなります。

そこで違った文化で育った子達と接することにより、相互理解をできるようになります。

⑥さまざまな種類の学校がある

公立校とちがいボーディングスクールはさまざまな種類の学校があります。男子校・女子校、レベルの違い、学校の規模、アートやスポーツに強い学校など自分に合った学校を選ぶことができます。

英語力に自信がない場合は、ESLのカリキュラムがしっかりとした学校を選ぶことで学校に入ってから英語力を伸ばすことができます。

デメリット

ボーディングスクールに留学するデメリットは以下のことが考えられます。

①公立校に比べると費用が高い

ボーディングスクールは公立校に比べると、費用が高いです。しかし地域や学校によっても授業料はさまざまなので事前によく調べるようにしてください。

②入学するのが難しい学校もある

ボーディングスクールにもさまざまな種類やレベルがあるのですが、学校によっては入学が難しい学校もあります。多くのボーディングスクールは、学校の成績証明書、エッセイ、在学の学校からの推薦状、SSATなど英語力証明資格が必要になります。

これらを揃えるだけでも大変なのですが、しっかりと英語を勉強をしておくことも必要です。海外に留学するのだからそれから英語を勉強すればいいという考えでは、入学すら難しい場合があります。

注意点

入学の準備には時間がかかるため、願書受付の1年前から準備を始めるようにしてください。

2. 公立校

公立校ではほとんど寮がありません。そのためホームステイをしながら学校へ通うことになります。多くの場合はスクールバスで30分以内であることが多いです。
それでは公立校はボーディングスクールと比べてどのような特徴があるのでしょうか。
詳しく説明していきます。

メリット

①日常的に使う英語力がつくホームステイでの魅力

公立校にはほとんど寮がありません。そのため同じ地域にてホームステイをすることが多くなります。一日学校にいるわけではないのでメリハリがつき、自分の部屋を持てることも多いでしょう。
また家庭の一員となるので、地元と人達と同じ暮らしをすることで寮生活では得られないような体験をすることもあるでしょう。

②より地域と密着

地域のイベントやボランティア活動など公立校はボーディングスクールに比べて参加することが多くなります。そのため寮生活ではわからないような、地域の人たちと同じ体験をすることができます。

③ボーディングスクールより授業料が安い

ほとんどの公立高校はボーディングスクールよりも授業料が安めに設定されています。国によっては留学生でも授業料がほとんど必要ない場合もあります。寮とホームステイはさまざまではありますが、ほとんど価格が同じと考えても留学生活全体の費用を抑えることができます。

④自主性が求められる

公立校はボーディングスクールほどカリキュラムが決まっていないので、自主性が求められます。そのため自分から考えをもって行動をおこす機会が多く、自分で考える力を伸ばすことができます。

デメリット

公立校にも以下のようなデメリットがあります。ただ学校や地域、国によっても大きく異なってきますので必ず以下のようなデメリットがあるとは限りません。

①ホームステイのデメリット

学校の寮と比べて、ホームステイにはあうあわないがでてきます。どれだけホームステイ先の人達が理解をしてくれていても、人間的にあわないということもでてくるでしょう。
食事の時間や門限などそれぞれの家庭によってルールがあります。しかしこの点は寮でも同じことがいえます。

②英語が苦手な生徒への対処があまりない

学校にもよるのですが、ボーディングスクールほど英語が苦手な生徒に対してもサポートはありません。地元の生徒たちと同じ扱いになることも多くあります。そのため英語力が必須となります。

注意点

アメリカなど多くの国の公立校は基本的に留学生の受け入れをしていることは少なく、日本からの交換留学を利用するのが最もポピュラーです。短期間のプログラムから、卒業を目的としたプログラムまであります。

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